荒牧 悠
“こう(する+なる)”
― phenomenal #02
2022.8.26 – 9.19
平日 13:00-19:00(月曜休館)
土日祝日 11:00-19:00
入場無料・事前予約制
photo : Aya Kawachi
展覧会タイトルの「こう(する+なる)」は「こうするとこうなる」と読みますが、これは荒牧自身の手が素材に加わることで、その構造や振る舞いが変化するという、彼女の作品制作の姿勢を表しています。あらかじめ形状や動作などの完成形を設定してから作り出すのではなく、あくまで素材と関わるなかで、その素材だから生まれる形や「そのものらしさ」を見つけ出していくプロセスは、荒牧の制作の根底にあるものです。
本展に並ぶのは、荒牧のこれまでの関心に基づいた作品群です。ホームセンターに並ぶ接着剤のブリスターパックの陳列方法、空を見上げたときに視界に入る電線の束、あるいは平面化された立体と立体化された平面の関係性など、荒牧が「いま気になるさまざまなこと」の面白さや魅力、気になる理由を、彼女自身が改めて理解しようとするプロセスのなかで生まれました。
身の回りにある何気ない状況の再解釈や、素材と関わるなかで見つけた独自の振る舞いを、手で確かめながら咀嚼し、荒牧自身や第三者が見る対象のものとして改めて提示することで、個人的な興味関心を、周囲と共有する体験へと変えています。
基本情報
「荒牧 悠 “こう(する+なる)” ― phenomenal #02」
会期:2022年8月26日(金) – 9月19日(月・祝)
開館時間:平日13:00-19:00(最終入場は18:30)、土日祝日11:00-19:00(最終入場は18:30)
休館日:火曜日、水曜日、木曜日
入場料:無料、事前予約制
会場:nomena gallery Asakusa
〒111-0032 東京都台東区浅草7-4-21 上菊ビル2F
nomenaと記載されているポスト横の扉を開け、階段で2階へお上がりください。
階段の使用が難しい方は予約フォームのコメントやメールにて事前にご連絡ください。
主催:荒牧悠/nomena
お問い合わせ:[email protected]
新型コロナウイルス感染症の状況により、内容およびスケジュール等に変更が生じる場合がございます。
主催
- nomena
- 荒牧悠
企画協力
- 角尾舞
ポスターデザイン
- 伊達亘
会場設営
- nomena
設営アシスタント
- 園部莉菜子
写真
- 河内彩
アートディレクション
- 三澤遥
デザイン
- 鈴木正樹
寄稿
- 山中俊治
執筆
- 角尾舞
- 荒牧悠
翻訳
- William Andrews
印刷
- 山田写真製版所